ツールド富士(富士山麓一周)レポート

(2003/7/20、自走で日帰り)
by ひらりん
家-山中湖(80Km)+富士山一周(110Km)+山中湖-家(80Km)
この2年ほど通勤で片道17Kmぐらいをほぼ毎日走っているとはいえ、ツーリング経験は全く無し。
このあいだのチャリ会+BBQの時に多摩川(2時間で60Km)を走ったぐらい。
いきなりの250Km超は無謀かと思いつつ、まぁ行けるところまでやるだけやってみることに。
前日までにルート及び勾配をインターネットで検索し時間配分のイメージを固める。
他の面子は山中湖に前日泊なので朝9時に山中湖の役場前集合で。

★時間配分予定★これはあくまでも予定★
若葉台…5:00出発
↓(25Km・1h)
城山ダム
↓(20Km・1h)
両国橋
↓(16Km・0.75h)
道の駅どうし
↓(9Km・0.75h)
山伏峠
↓(10Km・0.5h)
山中湖…9:00集合
↓(21Km・1.5h)
71号分岐
↓(26Km・1.5h)
白糸の滝…昼飯1h
↓(27Km・1.5h)
十里木高原
↓(29Km・1.5h)
山中湖
↓(10Km・0.75h)
山伏峠
↓(9Km・0.25h)
道の駅どうし
↓(16Km・0.5h)
両国橋
↓(20Km・0.5h)
城山ダム
↓(25Km・1h)
若葉台(19:00着予定)

ちなみに使った自転車(SCHWINN MESA DISC)は、ごく普通のフロントサスMTB。
定価は8万弱。ディスクブレーキが特徴なぐらい。
ギアはフロントが44/32/22、リアは11/12/14/16/18/21/24/28/32。
純正から交換したパーツはハンドル、グリップ、サドル、ペダル(SPD-R)、タイヤ(セミスリック)。
追加したのはエンドバー、サイクルメーター、ボトルゲージx2、サドル下ゲージホルダー+ゲージ、
サドルバック、ベル、ライトなど。基本的に通勤仕様。
でも通勤でつけてる泥除けは風の抵抗がある為はずした。<これが失敗。帰り道で酷い目に。
駆動系、制動系、変速系などは純正そのまま。前日に通常整備で調整、洗浄+オイルアップ・グリスアップ。

AM4:30に起床。天気を見ると家の周りはガスってる。
前日の雨で地面は濡れているが舗装道路はほぼ乾いている。
眠いし「やっぱ、やめちゃおうかなぁ〜」と萎えるが、後日みんなに罵られるのが目に見えるし、
ここで雨が降っていないのでとりあえず出かけることに。
食事もとらずとりあえず500mlペットボトルに粉VAAMを溶いて出発。
リュックの中は通勤時の簡易工具セットとチューブ、ポンプ、地図、雨具、ライト、バナナ四本、粉VAAM5袋。以上。
服装は半袖短パンのレーサージャージ上下、ヘルメット、ロードシューズ、指切り手袋、心拍計。
はっきりいってツーリングをなめてる装備。

AM5:00出発。
家からは多摩センターの尾根幹線道路を南大沢方面へ。
早朝で車もいないし、まだ元気なのでスイスイ進む。
橋本駅近辺で走りながらバナナを1本。
その後はあっというまに津久井湖へ。

AM5:50
特に道に迷うことも無く津久井湖の城山ダム通過。
予定の時間を若干上回るペースなのでこの調子で進むことにする。
山に入るとコンビニ無いだろうから、道志道に入る前にコンビニで500mlのアミノ飲料とオニギリx3購入。
とりあえず1個食べてすぐ出発。さらに登りながらもう一つ食べる。
しかし平地ならまだしも、登りでオニギリを食べながらこぐのは実に困難なことが判明。
もぐもぐしてると呼吸ができん。口からこぼれる。それでもなんとか食べながら進む。
その後は順調。沢沿いの道だがそんなに起伏はないし、登りもきつくない。

AM6:45
両国橋。山梨と神奈川の県境だかここが1つ目の山場だった。思った以上に勾配のある坂が多い。
時間には多少余裕はあるが、この先のペース配分も掴めないので必死になって登る。
でもすぐ先に下り坂があって登った分がだいなし。実にもったいない。
まぁ、登りの距離はそんなにないし、下りや平地もあるので足を休めることもできる。
ペースをあげてがんがん走る。
道の駅どうしの手前のコンビニでクエン酸補給のためオレンジジュースを購入。

AM7:30
道の駅どうし。水はあるから休憩せずに通過。
ここからしばらく(4Kmぐらい)はゆるやかだが登りのみ。
さらに山伏峠が近づき最後の5Kmぐらいはひたすら登り。
10%の標識がある坂(200mぐらい)も数カ所ある。
道の駅どうしが標高700m、山伏峠が標高1100m、距離が約9kmなので平均勾配は4.4%。
軽軽ギア(F22T/R32T)まで落として回転型(90回転/分以上)で登る。
あと、どうも着てきた服がまずかった。オレンジ色は虫がたかる。
スピードが落ちると、でかい蜂や虻やらが寄ってきてかなり怖い。
途中で左目とサングラスの間に虫(詳細不明)が飛びこんで暴れ狂う。
あわててサングラスをはらったが左目の周辺が蜂に刺されたように痛む。
しばらく走るが丁度いい小川を見つけたので顔を洗ったらほぼ治る。なんだったのか。

AM8:30
山伏峠通過。
ここからは下り。ラフォーレ山中湖までは10分程度。
さらに湖畔沿いの道に出て左の方(湖の南側)へ。
携帯で電話をしながら待ち合わせ場所の詳細を聞く。

AM9:00
山中湖到着。ここまでは完璧に予定通り。
役場の駐車場でみんなに合流。バナナ1本、残りのオニギリ1個を食べる。
すでに太腿やふくらはぎ、背中、腰などが筋肉痛っぽい。ここまま帰ろうかとちょっと思う。
しかし富士山麓一周はみんなのペースにあわせるのでそんなに大変じゃないだろうということで続行。
ペットボトルに水の補給。顔などにかけられるようにVAAM1本、水1本の構成で行く事に。
みんなの仕度がそろうのを待ってAM9:30ごろ出発。
出発直後のコンビニでさらにオニギリ2個購入。いきなりみんなに先行されるが15分も走ると追いつく。
道は広く、主に平坦で多少の起伏あり。

AM10:15
道の駅なるさわ到着
水を補給し、オニギリ2個食べる。売店でバナナを売ってるがまだあるから買わない。
多少休憩してAM10:30スタート。
しばらく走った先の71号の分岐で左に入り登りへ。
ここから朝霧高原展望台までの登りが意外と長く、すでに100Km以上走ってる足にはきつい。
ギアもほぼずっとフロントがインナー。

AM11:00
朝霧高原展望台着。推定標高1100m。
ここから白糸の滝(標高400m)までは15Kmぐらいダウンヒル。
全開で最高速度62Kmをマーク。

AM11:30
白糸の滝到着。桃とソフトクリームを食べる。桃1個100円。ちょっと硬めだがうまかった。
みんなは滝を見に行くが、足を休めるために一人で自転車の番をしてる。
ガードレールに座ってぼんやりしてると、通りかかったおばあちゃんが「国体の選手かね」と声をかけてくる。
なぜ知ってる?いや、スキー場じゃないし、俺のことは絶対に知らねーだろ、と思いおばあちゃんの視線を追うと、
俺の頭上に『わかふじ国体を成功させよう』の旗が。国体関係の企画で来た競輪選手と思われたらしい。
そりゃ、オレンジと紺のレーサージャージ上下を着てメットかぶってるのは普通ではないわな。
「ただのサイクリングですよ」と笑顔で返したがおばあちゃんは納得してない感じ。(^^;)

AM12:15
みんなが戻ってきたので、山女茶屋に移動して昼ご飯。
店の場所がわからずコンビニで聞くと裏の道を登りきったところといわれる。
富士山の近くで坂を登った所といわれるとすごい登り・すごい先かも途方にくれるが意外とすぐだった。
混んでて店内に入るのにかなり待たされたあげくランチはセットの1種類しかないらしい。
でも出てきたのはかなり立派なステーキコースだった。(°Д° )ウマー!
キノコの酢の物、自家製漬物、ステーキ(推定200gぐらい?)、ご飯、味噌汁、アイス、コーヒー。
ご飯のお替り自由。これで1000円ポッキリは(・∀・)イイ!!
みんなは腹一杯にするとあとが辛いとか訳の分からない事を言ってる。
俺はお替り2回して、肉も半分もらって腹一杯まで食う。
そしてデザートとコーヒー。マッタリしちゃって走る気が萎える。このまま寝たい。
ま、そうはいってもここが折り返しなので帰ることに。

PM1:30
午後のスタート。折り返し。
昼ご飯にのんびりしすぎたのでペースを上げないとと思うも、標高が最下点なだけあり、
いきなり果てし無い(十里木高原まで20Kmちかい)上り坂。5%〜8%が延々と。
途中の坂にロードの練習に来ているらしい3人組発見。車3台の横にシート広げてストレッチ中。
やはり一人に車一台体勢で走りに行くものなのか。自分がヒィヒィしていて恥ずかしいのでさらっと通過。
それにしても、ここは登っても登っても登っても登ってもまだ坂がある。
天気は途中でガスって来た。富士山は結局最初から最後までこれっぽっちも見えない。

PM3:00
十里木高原到着。結局1時間強で標高900mまで登る。
登りに入ってからは標高差500m、距離15Km、平均勾配4%、最大勾配10%?
下りが全くないのがこんなに辛いとは。当然ギアは軽軽。

PM3:30
十里木高原を下りたところのコンビニに到着。
しばしトイレ休憩など。バナナ1本食べて水を補給。

PM3:45
出発。いきなり道を間違える。左折しそこねた。1Kmほど戻って余計な体力を消耗する。
自衛隊の駐屯地(演習場?)の近くを通過。ゆるやかな登り下りで気持ちよく走れる。
その先からは御殿場の市街に近いので車も多く、走りづらくなってくる。
道を間違えた時に分裂したグループと合流して相談しながら道を探す。
469から138へのあたり、もっといいルートがありそう。とりあえず138に出たからよしと。
そこから再度、ひたすら登り。かなり疲れてきてるので軽軽ギアでのんびり登る。
横の車は御殿場市街からずーっと渋滞。結局、東富士五湖道路の須走ICまで渋滞。

PM5:00
須走の先のカート場で休憩。
ここからは籠坂峠(1100m)。やはり標高差500m、距離15Km。
前日の予定ではPM7:00には家に到着予定なのでかなり遅れてる。
山岳アタックをかけて飛びだし一番に峠を通過。
山中湖が標高1000mぐらいあるので下りは一瞬(5分ぐらい)。

PM6:00
山中湖到着。ローソンで晩御飯用にオニギリ4個、エクレア購入。
エクレアと最後のバナナ、オニギリ2個を食べる。
もう暗くなってきたのでライトをとりだしてサングラスをしまい夜間モードへ。
その間にあとから下りてきたみんなが俺に気がつかず役場の方へ行っちゃう。
俺は帰路もあるためこのまま山伏峠の方へ。バイバーイ。

PM6:30
山中湖発。ここからは単独の夜間走行なのでトラブルや事故を避けるため慎重に。
湖岸をしばらく走り、道志道へ。ゆるい登りがだんだんきつくなってくる。
ただ、朝に逆から走った道のためだいたい覚えているから気持ち的には楽。
また標高差100m、距離5Kmぐらいなのでたいした勾配ではない。
ただなんだか天気も悪くなってきて雨がパラパラ降りだす。

PM7:00
山伏峠通過。ここからひたすら下りかというとそうでもない。
道の駅どうしまではダウンヒルだが、その先は両国橋の下まで、下り下り登り下り下り登りといった感じ。
雨はかなり道を濡らし、夜間の雨のダウンヒル。怖い怖い。連休のせいか車も結構頻繁に通る。
さらにライトに向かって甲虫は飛んでくるわ、蛾は目玉に入るわ、夜の峠はとても危険です。

PM7:20
道の駅どうし通過。
雨はいいが泥跳ねがつらい。目にも泥が入るし。泥除けつけるべきだったとハゲシク後悔。
また、かなり強力なライト(10W+10W。電池が1Kg!)なのに暗くて全然見えない。
勘だけで40Km/h以上のダウンヒルを続ける。

PM8:00
両国橋通過。
しばらく走ったところの休憩所(公園)でオニギリ2つ食べて晩ご飯。
とても走りながら食べれる状態ではない。雨はだいぶ小降りになったが道はベシャベシャ。
さらに全身疲労で、所々にあるなんでもない登りがかなり辛い。

PM9:00
城山ダム通過。
この付近は市街なのでかなり明るく走りやすい。
道にも覚えがあるため不安なく走れる。
ただ、この辺でライトの電池が切れてきて薄暗くなる。
もともと全点灯だと2時間だから電池切れが近いかも。

PM9:15
橋本駅通過。城山からここの辺までは平坦か下りだが、ここから多摩センターへの
尾根幹線道路はかなり起伏のある道が10Km以上つづく。
朝は重重ギア(F44T/R14T)でガシガシ登れた坂が、中軽ギア(F32T/R24T)じゃないと登れない。
さすがに体がだるくて重い。ライトは完全に切れちゃってお先真っ暗。街灯だけで走る。

PM9:47
家に到着。やりました〜。なんとか怪我もトラブルも無く無事に終了。
家族は既に全員寝てました。
シャワー浴びて(全身泥まみれ)クエン酸、BCAA、プロテインを飲んでとっとと寝る。

全行程、約17時間、距離270Km、峠越え5回、のべ登り標高差3000m以上。
平均時速(休憩含む)は約16Km/h。休憩時間を除く平均時速は約20Km/h。
ツールドフランスの人達は距離200Kmのアルプス越えを5時間だからなぁ。まだまだだ。

行きの山中湖まででなった筋肉痛は富士山麓一周で既に分解された模様。
次の日も特に痛い所は無し。筋肉痛も無し。(全身倦怠感はあり。グリコーゲンが枯渇した感じ。)
倦怠感もさらに次の日には回復していた。1日おきなら、もう一回できるってことだ。
また山中湖までの往復なら結構簡単なことが分かった。週末の午前中とかに往復できそう。
でも次はツールド夜間瀬かツールド伊豆。参加者募集しなきゃ。